ナシ古典音楽
 


 

ナシ古典音楽-麗江ナシ古典音楽は外国で“中国で亡びた音楽”と称され、「白沙細楽」と「麗江洞経音楽」二部分で構成している。

「白沙細楽」はナシ語の音訳で“伯石細里”という、“別時謝礼”とも称する。伝説によれば、これは“元代の人の遺音”、元世祖忽必烈は大理を征伐する時、“皮ぶくろで川を渡した”麗江に至り、ナシ族首領の阿良の歓迎とヘルプを受けて、忽必烈は麗江を離れる前に、謝礼として、阿良に楽譜と半分の楽師をあげたので、“別時謝礼”と称させる。もう一つの見解はナシ族の民間が戦争の亡霊をとむらう“安魂曲”から作ったもの。見解が違うけれども、「白沙細楽」の中に表現した生死、離別、懐旧の感情が一致している。伝説によれば、「白沙細楽」はもとは12の節があり、現在演奏できるのは8節のしかない。それぞれは「篤」、「一封書」、「三思及」、「美麗的白雲」、「公主哭」、「ドウゾウ」、「南曲」、「北曲」の八節があり、ほかのは亡びたという。楽器は笛、笙、筝、二簧、胡弓などがある。演奏のときに楽師の人数が固定しなく、合奏の場合が多く、同時に歌と踊りも伴う。ナシ族の民間音楽の一種で、曲調が幽遠で、低くて重々しい、さびしくて悲しいので、葬式に演奏される場合が多い。

「麗江洞経音楽」は元明の時代以来、中原から引き入れて、麗江に根をおろしていた道教の“経腔”の音楽である。その珍しいところは唐宋の時代以来早くも亡びた詞、曲音楽が奇跡的に保存されてきた。麗江洞経音楽に保留されているものは「山坡羊」、「浪濤沙」、「柳搖金」、「水龍吟」、「歩歩嬌」、「万年歡」、「漫五言」、「到春来」、「一江風」、「到夏来」、「到秋来」、「到冬来」など22曲がある。楽器は笛、笙、琵琶、弦子、二簧、胡弓、銅鑼、鐃鑼、小鈴、揺鈴など、演奏のときに楽師の人数は固定しなく、同じ楽器を増減できる。曲調が古くて優美であり、リズムが平穏で均衡である。結婚式、葬式、誕生祝いなどの場合に演奏されることが多い。ナシ古典音楽-麗江

ナシ古典音楽は数百年の発展と変化を経て、漢族とナシ族の音楽が溶け合い独特な風格となり、民族の民間特色が色濃く反映されている。近年麗江の古典音楽演奏はとても人気がある。宣科先生は大研古典音楽隊を引率して、前後に昆明、広州、北京で演出した。招待に応じて、香港、中央音楽学院、中央音楽ホールで演出したこともあり、大きな成功を収めた。1998年5月にノルウェー国王の招待に応じて、ノルウェー国際芸術大会に参加して、国際的に注目されており、“東方音楽の生きている化石”と称されている。

ナシ古典音楽演奏の演出地は四方街中心木府の近くであり、毎晩八時に開演している。