南甸土司衙門
 


 

南甸土司衙門-徳宏南甸土司衙門(むかしの役所)、南甸土司司署とも別称する。

南甸土司の首領は氏が刀、姓が公、原籍が南京応天府上元県である。明代に軍隊について雲南を征伐して、何度も戦功を立てるので、官位が高くなって、ここに定住していた。それから、だんだんに地元の原住民のタイ族文化のなかに溶け込まれていて、漢族とタイ族文化が溶け合う典範である。もとの南甸宣撫司は管轄した地区が広く、実力が強大で、二十八代の官位を世襲した、暦時五百年余り、雲南の辺地の土司のなかに名高い。

司署の所在地が何度も引っ越したが、清代の咸豐元年(1851年)から現在の住所に定住している。三代土司が増築して、最後、民国二十四年(1935年)に現在の規模に完成した。この建築群は漢式衙門の部局に従い、4軒の主庭園、10軒の副庭園、47棟、149軒の家屋から構成し、敷地面積10625m2、建築面積7780m2。家屋は部局がきちんと並んで、本末がはっきりしており、木制の構造で、柱と梁が太く、屋根に青龍が描いてあり、カラフルである。

こんなに雄大な建物は全国の土司府のなかにも多くない。これは雲南少数民族史、地方史、土司制度及び建築芸術など分野への研究について、重要な実物の資料である。また、土司府内には珍しい歴史文物も保存してある。例えば、半組の鑾駕儀仗、清王朝から賜る官服、印鑑、及び貝葉経、歴史写真、生活用具などがある。